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2014年08月08日 アート・デザイン

自分の苦手なことが才能になる。SPACシアタースクール通信 番外編

★シアタースクール通信 番外編★

宮城監督からシアタースクール参加者へのおはなし。

8月1日(金) ***

演劇のいいところはね。

自分の苦手なことが才能になるってこと。

演劇は三つの柱からできてる。

言葉、身体、集団。

僕のなかで、人とつながりたい、人と一緒にやりたいという願いが

苦手だからこそ大きくなっていった。それが今も持続している。

まわりから自分は浮いてるんじゃないか、とか、

他の人はうまくやれてるのに自分はうまくやれてないんじゃないか、

とか思ったりするかもしれない。

でも、僕もずっとあとになってわかったんだけど、

中高生のときに「うまいことやってるな」と思ってたまわりの連中が、

実はみんな必死だったんだ。

人間って本当は孤独な存在で、誰もが集団が苦手。

結局のところ、人間にとっては、言葉も身体も集団も、困難なモノ。

この三つがいちばん困難な壁なんだよね。

孤独から逃げるよりも、孤独を知る方が強く生きられる。

人間は本当は孤独なんだ、言葉も身体も苦手なんだって

気づく方が強く生きられると僕は思う。

人間の弱い部分、苦手な部分に気づくことが

みんながどんな人生を歩むにしても、

自分の苦手なことがいつか才能になる可能性があるんだってことは

きっと励ましになると思う

この三つとも得意な人はほとんどいない。

僕の場合は、国語はわりと自信があったけど、

体育とか集団とかはすごい苦手だった。

でもね、苦手だからかえって、演劇を続けることができた。

苦手だからこそ演劇にこだわった。

自分は集団行動は苦手だなってずっと思ってた。

みんなで一緒にやってるときに一人シラケてる、そんな感じだった。

でも、この世の中で生きていくには、たったひとりでは生きていけない。

集団というものもいつかはちゃんとやらなきゃいけないと思っていた。

編集部コメント

宮城監督のお話、演劇の稽古を通して実践で学んでいるスクール生の心にしみわたったでしょうね。
演劇の3本の柱、「言葉・身体・集団」は、現代社会を生き抜くためにも重要な要素ですね。
シアタースクールで貴重な体験をし、この夏彼らは精神的にも大きく成長していきますね。