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2014年12月01日 文化

【日刊!変身】チェコ・プラハが生んだ世界的作家フランツ・カフカ。100年の時を越え、今なぜカフカなのか?

SPAC-静岡県舞台芸術センターは、静岡芸術劇場(静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)内)および舞台芸術公園や専用稽古場を拠点として、専属の俳優、専門技術スタッフ(劇団SPAC)が活動を行い、また国内外の優れた芸術家や劇団の招聘、若手芸術家の育成を目指す公立文化事業集団です。

【日刊!『変身』】

1912年に執筆、1915年に発表された『変身』。

100年のときを超えて、いまカフカの作品を舞台化すると、

……みなさん、ご覧になってどんなことをお考えになるでしょうか。

SPAC新作、小野寺修二演出『変身』、一般公演初日まであと1週間!!

(中高生鑑賞事業公演まではなんとあと3日です…!)

劇場でお待ちしております!!

ブログ

2014年11月29日

【日刊!『変身』】今、カフカ。

 

みなさま、こんにちは。

制作部の山川祥代です。

 

今更なのですが、

フランツ・カフカってみなさま

どのくらいご存知でしょうか?

私は恥ずかしながら、

『変身』担当になるまで

読んだことがありませんでした。

もちろんフランツ・カフカという名前と

主人公がある日突然虫になる、という

話があるということは知っていましたが。

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読んでみると、最初の一文の

「ある朝~(中略)虫になっているのに気がついた。」が

突拍子も無さ過ぎるせいか、

それ以降の話の流れは

さほど特徴の無いように思えます。

「虫になった」というあり得ない要素が

ごくごく自然に受け入れられて

現実のものとして進んでいくのです。

家族は驚き、勤め先の上司に心配され、

家族に見放され、最後は死んでいく・・・

「虫になった」以降の流れとしては

(極めてネガティブではありますが)

自然のことのようにも思えます。

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何が言いたいかというと、

なぜカフカはこの物語を

執筆したのでしょうか?

「虫になった」主人公。

この「虫になる」とは

何を表しているのでしょうか?

「虫」であった理由は何でしょう?

カフカの『変身』には、

こういった物語を設定する上での

「意図」が謎に包まれている気がします。

『変身』を通して

カフカという人物そのものに

興味を持つようになりました。

執筆されたときから

100年のときを超えて

彼の『変身』を「舞台化」します。

今、なぜカフカなのか。

ぜひ劇場に来て

その答えを見つけてください。

 

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静岡芸術劇場<ヘンシン!>記念公演

『変身』

12月6日~12月21日

公演の詳細はこちら

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編集部コメント

 チェコ・プラハが生んだ世界的作家フランツ・カフカ。以前私はプラハを訪れたことがありますが、カフカが執筆の場所として通った、小さな青い家が深く印象に残っています。本当に小さな家でしたが、静かに執筆するのには最適な場所だったのだろうと感じました。
 今回SPACで公演される『変身』。冒頭の下りが有名で、その部分だけ知っているけど、作品の意味を深~く考えたことはないという方が多いかもしれませんね。私も正直よくわかっていません(*_*)
『変身』が世に送り出されてから約100年。SPACの観劇をして自分なりの答えを見つけるのもまたおもしろいですね!